老舗の歴史と重み

 ここ2~3年の中で老舗企業の経営者や後継者の話を伺う機会が増えました。

 

 たまに話に出るのは「老舗企業が老舗となれたのは、成功を積み重ねたからか、それとも大きな失敗をしなかったからなのか」。

 

 「成功」と「失敗」の定義から話を始めないと議論のしよいうがなさそうですが、おそらく両方とも答えでしょう。成功は成功の要因があり、失敗は失敗の要因がありそうです。

 

 ここで考えたいことは、老舗企業の経営者たちはそれらを知っていたのか、知らなかったのか。知っていたとしたら、それらを後世にどのようにして伝えているのか。知らなかったとしたら、後世はどのように分析するのか。後継者は後継者ならではの考えるべきことが多いですよね。