経営会議の場で話し合うべき「5つの質問」

 致知2月号が届きました。毎号届く度に身が引き締まりますね。内容がとても充実しているので、私は1冊をだいたい4~5回に分けて読むようにしてます。

 

 今読んでいる中で忘れないようにしようと思った内容を自分の解釈を踏まえてメモ。

 

 いかにしてトップとベクトルの揃った経営チームをつくるかについてドラッカーが言っていること。

 

 第一歩は主語を「われわれ」にすること。具体的には経営会議の場で主語を「われわれ」にして話し合うこと。なぜなら取締役は一人ひとりが経営チームの一員であることを自覚させ、会社全体のこととして話し合えるようにするため。

 

 例えば、自分の目標が達成できていないときは偉そうなことはいえないのが人間の心理であり、そういうときは「私の部署は」「今月の売り上げは」などと一役員という視野の中に埋没した発言を繰り返してしまいがち。こうした発言に対して社長も「チームなのに、自分の管轄部署しか考えてくれないのか」と思ってしまう。だからこそ主語を「われわれ」にし、一部署の責任者だということも取り払い、会社全体のことを話し合うことが大切である。

 

 そのように経営会議の場で主語を「われわれ」にし、何を話し合うのか。

 ドラッカーが発した5つの質問。

1.われわれの使命は何か

2.われわれの顧客は何か

3.顧客にとっての価値は何か

4.われわれの成果は何か

5.われわれの計画は何か