先人の半歩先を行く

 「アイディアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」とジェームズ・W・ヤングは自著『アイデアのつくり方』で言っています。

 これは日々、様々な情報を仕入れ、あらゆる組み合わせを試すという行為がアイディアを生み出すことにつながることだと思います。

 

 来年から弊社で新規事業を立ち上げる予定ですが、まだアイディア段階の案件を周囲の方に相談すると「それは○○社がやってる」「似たようなケースが××であった」「△△さんが似たようなことを言ってた」という情報をくださいます。

 

 当然ですよね。

 

 しかし、「それは今も続いているんですか?」「(アイディアレベルのものは)実現したんですか?」など一歩踏み込んでたずねてみると「今はやってない」「実現はできていない」とおっしゃいます。

 

 ここがチャンスではないでしょうか。

 

 つまり、アイディアは誰にでも思いつけど、それを実現したり、実現後に継続することが難しいんです。

 

 これは「起業」と同じでしょう。

 

 これまで「思いつきであれこれやってみたけど、結局続かなかった」という経験をお持ちの方、その理由は何だと思いますか?もし今、改めてその思いつきをもう一度実現させ継続させるとしたら、何が必要だと思いますか?

 

 先人たちの半歩先を行くにはそれが必要だと思います。